M’s 2004−2005

2004年のシアトルのベースボールシーズンは昨日のメルビン監督解任とともに終了しました。今年は100敗目前まで負け続け、ほんの3年前にシーズン116勝したチームとは思えないくらい弱かったです。敗因は先発投手陣の崩壊。チーム最多勝利がVilloneの8勝って。しかもシーズン途中まで中継ぎやったやん。最優秀防御率がFrankrinの4.90って。そら負けるって。打線もオフに補強した選手はことごとくはずれ、かろうじてまともだったIbanezも怪我で離脱。中軸のベテランもさっぱりで、結局誰が4番なのかはシーズン終了までわからないままでした。シーズン途中には地元のヒーローEdgarがついに引退を表明し、シアトルのファンをさらに悲しませました。

そんな中、イチローの大記録への挑戦がみんなの気持ちをつなぎとめ、球場に足を運ばせました。最終的にはこんなに負けまくったチームなのに、ホームゲームの観客動員は例年以上(たしか一試合平均35000人!!)になりました。

イチロー以外にも来年の希望となる新星達が現れつつあります。

まず、投手では悪童Bobby Madritsch。放送禁止ギリギリの首のタトゥーが素敵です。重い直球と切れ味鋭いチェンジアップで後半だけで6勝をあげました。僕は不良になった井川と呼んでいます。来年は開幕からローテーションの一角を占めるのは間違いないですが、オフに”バーで喧嘩をして手の指を骨折”的な怪我に注意をしてほしいです。

次にバッターですがエースのGarciaとトレードでシカゴからやってきたJeremy Reed。9月にメジャーデビューしましたが、ヒットを量産してすぐにレギュラー定着。約1ヶ月だけながら4割近い打率を残しました。センターの守備もなかなかそつなくこなし、怪我さえなければ開幕センターは間違いなしと思われます。阪神で例えるなら左の関本みたいな選手です。

そのほかにも、エドガーなき後のDH候補Bucky Jacobsenや、新守護神で100MPHピッチャーのJ.J. Putzなど魅力的な若手が台頭してきました。今まではおとなしくて紳士的な選手が多かったマリナーズですが、彼らのような若くて、いかつい選手たちがもっと増えてくれたら嬉しいです。

今年は予算も余裕があると思うのでオフにはしっかりと補強をして、できれば上原を獲得してほしいです。あと新監督はラテン系の熱血漢になってほしいです。